この記事では下記がわかります。
- アンプラグドプログラミング教育
- アンプラグドプログラミング教材
- アンプラグドプログラミング指導例
アンプラグドプログラミング教育
アンプラグドプログラミングで調べてみると、edutechwikiには下記とあります。
CS unplugged or unplugged programming refers to creative ways to engage students with ideas from computer science and computational thinking without using a computer.
※edutechwikiより引用。
直訳すると以下です。
CS(コンピュータサイエンス)アンプラグドやアンプラグドプログラミングは、コンピュータを使用せずにコンピュータサイエンスやコンピューテーショナル思考の考え方を学生に惹きつける創造的な方法。
日本ではプログラミング的思考という言葉が用いられていますので、それを踏まえて要約すると、
コンピュータを使用せずにプログラミング的思考法を学ぶ方法
と捉えればよさそうです。※ここでいうコンピュータとは、タブレット端末なども含みます。
メリット
アンプラグドプログラミングのメリットを挙げます。
PCやタブレット等を使用しない点、特徴的な教材であることから以下などがあります。
- タブレット等を持っていない場合に購入する必要がない
- 目が悪くなる心配がない
- 何をやっているかがわかりやすい
(タブレット等はぱっと見何をしているかわからない) - 子供の興味を惹きやすい
- 低学年でも学びやすい
デメリット
デメリットもあります。
- コードを書けるようにはならない
- 教材の種類が少ない
- できることが限られる
プログラミング的思考を学ぶことが主眼であり、
創造力を養うことは難しそうです。
よって、プログラミングや思考法に興味を持つ最初の一歩としての役割が良いように感じます。
アンプラグドプログラミング教材
絵本
ルビィのぼうけん
対象年齢4歳~11歳
フィンランドの女性プログラマーのリンダ・リウカスがクラウドファンディングで作った知育絵本。
世界20か国以上で翻訳されているヒット作
絵本パートと連絡問題パートに分かれている。
親子で楽しく学習できる。
全部で4作品あり、それぞれでテーマがある。
1作目:プログラミング
2作目:コンピュータ
3作目:インターネット
4作目:AI(人工知能)
小さいお子さんはまずはここから取り組むとよさそうです。
教科書ワーク
小学教科書ワーク プログラミング的思考 3~6年
対象年齢:小学3年生~6年生
キャラクター「キュリオ」とミッションをクリアしていくことで、ゲーム感覚で「プログラミング的思考」を育成
教育必須化の対策として使用できる
おもちゃ
Gravity Maze(グラビティ・メイズ)
問題カードに示されたタワーをセットし、球がゴールまで到達するように立体迷路をプログラミング
論理的な展開力を育む
対象:8歳以上
全部で40問
アメリカのThinkFun社の商品。英語力やプログラミングを学ぶおもちゃを世界的に販売
その他
GLICODE(グリコード)
グリコが開発した商品です。
GLICODEのアプリとポッキーを使用した教材です。
対象:小学校1~3年
ポッキーの置き方により命令が決まっており、
おかしを並べることで
・「SEQUENCE(順番に実行)」
・「LOOP(繰り返し)」
・「IF(場合分け)」
プログラミングで必要とされる3つの基礎的な考え方を、一通り学ぶことができる。
ポッキーを使うので、親子でや教室などでより楽しく学びたい方におすすめ。
特に集団の場合は衛生面に注意が必要です。
アンプラグドプログラミング指導例
小学校においてプログラミング教育が2020年度から全面実施となり、
教員側も探り探りのところがあるようです。
GLICODEを導入した学校もあれば、
無料のアプリなどを使用する学校など、さまざまと思います。
アンプラグドプログラミングは、低学年向けに取り入れられることが多いようです。
まとめ
アンプラグドプログラミングについて紹介しました。
プログラミング導入教育として楽しみながら学ぶにはよいと思います。
その他、小学生におすすめの無料教材をまとめて記事にしています。
気になる方は参照いただければと思います。